洋画家であり書家でもあった中村不折が、４０年あまりにわたり独力で蒐集した中国及び日本の書道史上重要なコレクションを有する専門博物館である。重要文化財、重要美術品など多くを所有する。昭和１１年に開館以来６０年にわたり、中村家の手で維持、保存されてきたが平成７年１２月、台東区に寄贈された。中村不折は「新宿中村屋」の看板文字、清酒「真澄」や「日本盛」のラベルなどを手がけたことでも有名。